![]() ![]() |
|||||||||
|
|
便秘の話
断食をすると真っ黒い便が出て、これを宿便と呼ぶ人がいます。これは腸の”あか”です。 皮膚の細胞が古くなると”あか”となって剥がれ落ちるように、腸の細胞も古くなったものは腸の中に剥がれおちます。腸の中の細菌の死骸も加わって、食事を”あか”とが一緒になって、便となって排出されます。 内視鏡検査、レントゲン検査で宿便を観察することはありませんし、腸の手術や亡くなった方の解剖をしても、腸の中に宿便がみつかったことはありません。 男性よりも女性に便秘が圧倒的に多いのが現状です。 若い女性の便秘も少なくないものの、それ以上に高齢の女性に多くなっています。若い女性の便秘は食事や排便習慣の影響があきらかです。一方、閉経後の高齢女性の便秘はホルモンの影響も考えられますが正確な原因は不明です。 便秘をすると肌があれるという人がいます。医学的にこれを確かめた報告はありません。そもそも肌荒れという考えが医学的に成立しないからです。水分摂取がすくないと脱水傾向になると皮膚が乾燥し、同時に便の水分が不足するので便秘になっているとかんがえられます。 十分に水分摂取をすることで、みずみずしい肌と規則的な便通が得られるでしょう。 便秘と肌荒れは同時に起こりやすいものの、便秘が肌荒れをおこしているわけではないと云っていいでしょう。 便秘をすると毒素が出て癌になる、という俗説があります。大腸癌の人は便秘の症状で発見される人が少なくないものの、便秘だから癌になったのではなく、癌のために便秘になったので、便秘が癌を起こしたのではありません。 |
|
神山医院 〒615-0011 京都市右京区西大路四条上ル西院東淳和院町4 (075)312−4114
|