内科・小児科・胃腸肛門科・リハビリテーション科 京都市右京区西大路四条上ル西院東淳和院町4

 
 

腋の多汗症

多汗症とは?

人間のからだは、暑さや運動によって体温が上がりすぎることを防ぐため、必要に応じて汗をかき、かいた汗の蒸発とともに熱を発散するようにできています。

また、精神的な緊張やストレスも発汗の原因となります。
多汗症の症状があらわれやすいのは、手のひらや足の裏、ワキの下、額など、汗腺が密集している部位です。

思春期から中年世代までに多いと言われています。

多汗症に悩む人は、思春期から中年世代までの社会的活動が盛んな年代に多いといわれています。男女の比率はほぼ同等です。

明らかな原因が存在しない「原発性多汗症」と、何らかの病気や使用している薬が原因となる「続発性多汗症」に分けられます。続発性多汗症は、原因となる病気を先に治療する必要があります。

腋窩多汗症とは?

多汗症の中でワキの汗が多いものを
腋窩多汗症(えきかたかんしょう)」といいます。

腋窩(えきか)とは、ワキの下のことです。ワキの下はもともと汗腺が多いうえに、緊張やストレスなどの精神的な刺激と、気候や運動による温熱刺激の両方で発汗が促進されるため、多汗が起こりやすいところです。

重度の腋窩多汗症は、日常生活に支障をきたします。

  • ワキの汗に注目されそうだから人前には出たくない。
  • 周囲の目が気になって、学業(仕事)に集中できない。
  • 汗のにおいが周囲に不快感を与えているのではないかと心配するあまり、人間関係がうまくいかない。
  • 服に汗染みができて人目が気になる。
  • 常にタオルを持ち歩いたり、一日に何度も制汗剤を塗ったり、シャツを着替えたりする手間が大変。
  • 緊張すると汗が出はじめ、意識するともっと出る。

ワキの多汗症は治療できる病気です

当院では注射薬(ボツリヌス療法)を行っています。

ボツリヌス菌がつくる天然のたんぱく質を有効成分とする薬をワキの下に注射します。注射にかかる時間は5~10分程度です(診断や検査の時間を除く)。

1回注射すると効果が4~9か月持続するので、年に1~2回程度の治療で汗を抑えることができます。重度の原発性腋窩多汗症であれば、健康保険が使えるようになりました。

世界中で広く普及しており、 80か国以上で認可されています。

日本ではワキの多汗症のほか、次の疾患に対して医療保険の適用が認められており、これまでに10万人以上の患者さんがこの薬による治療を受けています(2012年11月現在)。

  • まぶたや顔面のけいれん
  • 首や肩の筋肉の張りによる異常姿勢
  • 脳卒中などに由来する手足のつっぱり

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